渋川(群馬) 柳木ヶ峰(1190m)、浅間(1088m) 2018年12月15日  カウント:画像読み出し不能

所要時間 7:30 駐車箇所−−7:31 車止め−−7:46 六号橋登山口−−8:30 屏風岩−−8:48 獅子岩−−9:15 柳木ヶ峰−−9:55 浅間−−10:28 五号橋登山口−−10:39 車止め−−10:40 駐車箇所

場所群馬県渋川市(旧子持村)
年月日2018年12月15日 日帰り
天候晴後雪後晴
山行種類一般登山
交通手段マイカー
駐車場林道路側に駐車余地あり
登山道の有無あり
籔の有無無し
危険個所の有無獅子岩山頂付近以外は無し
山頂の展望無し
GPSトラックログ
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コメント南側の旧子持村側から周回。林道が途中で崩壊して歩いたが大した距離ではない。寒気が入って天候が不安定で時折吹雪模様にも。獅子岩山頂は薄っすらと積雪で鎖より上には行けなかった。浅間山頂では高校生グループらしい団体と遭遇




林道分岐で工事のため車止めあり 工事の案内
路面崩壊箇所の工事中らしい。下山時にはコンクリート舗装が終わったところだった
道路工事とは別に斜面で作業中 工事個所。シートの下は養生中のコンクリート舗装
5号橋の案内看板
5号橋の登山口。帰りはここから降りてきた 6号橋の登山口。ここから登り始める
林道から尾根に取り付く 登山道のあちこちにこのような番号あり
気温は約-2℃ 日陰には雪が残っている
1002m峰に大きな反射板あり 反射板から見た南の展望
980m鞍部付近は幕岩の東を巻く 獅子岩向けて登る
岩っぽいが雪が解けていて助かった 雪で滑りやすく急斜面を慎重に登る
獅子岩基部 獅子岩てっぺんへ登る梯子
梯子の上は鎖だがてっぺんまで延びていない もうすぐてっぺんだが雪のため断念
獅子岩から見た柳木ヶ峰 獅子岩から見た赤城山。雪雲に覆われる
獅子岩には支点がいくつもある 吹雪模様の中を柳木ヶ峰へ
新たに雪が積もりだした 雪の降りしきる柳木ヶ峰山頂
すかいさんの標識 浅間向けて下る
獅子岩てっぺん 「十二」の看板がある大きな祠
浅間への登り 浅間山頂。高校生らしき団体様
浅間山頂の祠 940m付近のトンネル
5号橋で林道に合流 工事現場のシートは無くなり路面完成
林道入口の工事休憩所。たぶんモノレールでの作業用 林道入口の車止めは開いていた
駐車余地到着。車が増えていた


・子持山の南側には地形図記載ではなく山名事典記載の柳木ヶ峰、浅間があり、ここは未踏なので足を伸ばすことにした。本当はみなかみの雨見山に行く予定だったが、予想以上の降雪で林道の積雪が多く歩く距離が大幅に長くなるために、今回は見送った。

・みなかみと違って渋川方面は晴で、1山越えただけで天気が大きく違う。道路も積雪皆無で安心して走れる。子持神社から沢沿いの林道を上がって行くと目的地より手前で車止めあり。この先は林道崩壊で工事中とのこと。この近くでは車を置けそうな場所がないため、左に上がる林道を100mくらい進んだ駐車余地に止めた。林道をここまで上がると日陰に雪が僅かに残っているが通行に支障があるほどではなかった。ただし、雪の上を歩いたらその下が凍結していて登山靴では見事に滑り、今時のスタッドレスタイヤの性能の良さを感じた。

・朝飯を食ってから出発したら雪の上に先行者の足跡あり。登山者かと思ったら犬を連れた男性が下ってきて、犬の散歩だったようだ。

・林道工事箇所は路面全面がブルーシートで覆われ補修中で車両は完全に通行不能だった。帰りには路面を覆っていたシートが剥がされ、出来立てほやほやのコンクリート舗装が顔を出していたので、もうすぐ通行可能になるだろう。

・工事現場の先が5号橋の登山口。帰りは浅間経由でここに降りてくる予定。往路は獅子岩経由とした。これは獅子岩の険しさが不明で特に今回は降雪の可能性が高く、通過するなら登りの方が下りよりリスクが低いとの判断からだ。

・獅子岩入口は僅かに先で6号橋から。右手の急な林道に入り少し進むと左の谷地形に登山道が分岐する。案内標識の他に遭難時に消防へ連絡する時の現在位置把握用の数字が書かれていた。今回のルートや次の小野子山南の登山道でもこの数字はあちこちに書かれていて、群馬のこの付近の登山道にはこの遭難対策システムが取られているようだ。

・天気は最初は晴れだったが、ここまで寒気の影響が及んでいるようで時々雪が舞うようになった。ただし雨具を付けるほどではないし、周囲に積雪はほぼない。

・標高1002m峰で大きな電波反射板が登場。案内標識では電波塔と書いてあったが正体はこれ。反射板には雪が張り付いていて、いかにも冷えていそうな雰囲気。ここは開けて南側の展望がいい。

・990m鞍部付近は尾根上に幕状の岩が登場し、登山道はその右側を巻く。これが屏風岩かと思ったのだが登山口の案内標識の写真を見たところでは別の場所のことらしい。

・標高1050m付近で子持山山頂方面と獅子岩方面の分岐が登場。子持山方面は尾根の東を巻いているが獅子岩方向は少々岩っぽい急斜面。ここは南向きで雪がほぼ解けてている。

・狭い岩の稜線に出る直下で右は子持山、左は獅子岩の案内標識有り。左に行くが岩っぽい急斜面を斜めに登る形で、石の上に雪が乗り滑りやすく慎重に足を進めた。軽アイゼンを持ってきているが、饅頭の薄皮程度の積雪では下が岩ではアイゼンの効果はないので使用しなかった。雪が無ければどうという場所ではない。

・斜面を登りきって大岩の基部に出ると獅子岩の標識あり。そして大岩に上がるための縄梯子ならぬ鎖梯子あり。どうやら岩のてっぺんに行けそうだ。梯子を登ると次は鎖だが岩のてっぺんまで続いておらず、あと数mというところで雪が積もったスベスベの岩の上を登る必要あり。雪がなければ靴の摩擦で登れそうだが今はかなりヤバい。残念だがてっぺんは諦めることにして鎖、梯子を下った。岩の基部の南側に回ると展望が開ける。数か所にクライミングの支点があり、見上げる岩にはボルトも見えた。ここから獅子岩のてっぺんへ登るクライミングルートも、下の壁からここへ登るクライミングルートもあるようだ。足元は切れ落ちた岩壁なので展望良好だが、天候は急激に悪化していた。

・子持山分岐に戻り、少しの間だけは岩のやせ尾根で緊張が続くが登りにかかると尾根が広がり安全地帯に変わる。この頃から天候が急激に悪化して吹雪模様に変わってきた。獅子岩の登りでこうならなくて良かった。ちょうどこの付近が雪雲と晴れの境目らしく、反射板から見た赤城山は全体が雪雲に覆われていた。あちら方面にも登り残しのピークがあるので今回の計画に含まれていたが、これでは積雪で車道が通行可能か不明なので後日にしよう。

・南斜面で一度解けた雪が再び積もりだしたが、この付近なら心配するほど積もることはないだろう。スパッツは持ってきているが必要なほどではない。ただし防寒装備は出番あり。冷たい北よりの風があるのでウィンドブレーカで防ぐ。気温は相変わらず-2℃前後。

・落葉樹林の尾根を登りきると祠が鎮座する柳木ヶ峰山頂に到着。周囲は落葉樹林で元々見晴らしは悪そうだが、今は雪の影響で白く煙って余計に視界は悪い。ここは地形図記載の山ではないがすかいさんの山頂標識あり。

・帰りは浅間経由で下るため、ここから南へ。尾根の形状が不明瞭な広い急な斜面を下っていく。フィックスロープがあるが、僅かに雪が積もって滑りやすい今は役に立つ。雪の上には新しい足跡は無く、昨日のものと思われる古い足跡が1人分だけあった。

・2つある標高1000m峰のうち北側の1000m峰で石の大きな祠が登場。標識では「十二」となっていた。昔のものだから当然ながら人間が担いで上げたのだと思うが、重さはいったい何10kgあるのだろうか? それとも石は近くから現地調達したのだろうか。ちなみにこの山は古い火山のようで、あちこちに露出する岩のほとんどは火山岩の一種の安山岩。

・雪が降りしきる中、なだらかな尾根を進んで最後に突き上げると浅間山頂(1088m峰)。意外にも高校生らしい20人くらいの大パーティーがこちらに向かって下り始めるところだった。この雪の中でご苦労様。

・浅間山頂から5号橋へ向かって下り始めたが、先ほどのパーティーの足跡が無い! 他に浅間に達する道があるのだろうか。地形図では破線が他に出ていないので不明だが、あるとすれば西側の四方木集落東側から沢沿いに延びる林道からだろうか。私が道を間違った可能性もあるが、進行方向(南東)と地形図に出ていると地形との整合性よりミスはあり得ない。なお、雪雲から透けて見える太陽の輪郭からおおよその方角は判別可能で方位磁石は使わなかった。

・次の1020m峰で子持神社方面との分岐が登場、ここは左の五号橋方面へ。僅かに雪の積もった尾根上の道を下っていく。途中、標高940m付近で古い溶岩の橋が登場。富士山の風穴のミニチュア版か? ここも火山だったはずなので、溶岩が流れた跡があってもおかしくはない。

・さらに下り高度が落ちると自然林から植林帯へ変わり、5号橋で林道に出た。林道を下ると工事箇所はブルーシートが剥がされてコンクリート舗装が完了していた。工事現場のすぐ下には猟師と思われる2人の姿と2台の車あり。

・さらに下って林道分岐付近に接近すると右側斜面からチェーンソーの音が。林道分岐のモノレールがいなくなっていて、モノレールに乗って作業現場に行ったようだ。おそらく林道工事とは無関係の伐採作業だろう。林道分岐にはプレハブが建っていて車が2台。伐採作業の車だろう。

・駐車余地に戻ると車が2台増えていた。今日出会ったのは高校生パーティーだけだったが、他にも入山者がいたようだ。

 

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